今日はきれいな満月。
灯りを消しているリビングには
ブラインドの隙間から
蒼茫の月の光が差し込んで
とっても美しいです。
「ガンジス河で初日の出を見たい」という
思いつきだけで
旅立った、インド一人旅。
聖なる地・バナラシの
マニカルニカ・ガート(火葬場)近くで
いろんなものを飲み込んで行く
穏やかな流れのガンジス河を眺めていたら
(人はどうして生まれて死んで行くのかな?)とか
(本当に美しいものって何なんだろう?)と思って
なんだか涙が出てきちゃって。
そしたら、小さな男の子がそばにやってきて
何も言わず、小さな手のひらで
そっと涙を拭いてくれたの。
今思うと、5〜6歳ぐらいじゃないかな。
その子は、お母さんを亡くしたばかりだったけど
「ママは太陽になって
いつも僕を、天国から見てくれてる。
だから僕は、哀しくないよ。
だからお姉ちゃんも、笑ってて。
もう泣かないで。」と言われたの。
私が落ち着くまで、隣に座っていてくれた。
そして、その男の子は
わたしに「Purnima」という名前をつけてくれた。
(サンスクリット語で「満月」の意味)
「おねえちゃんは白くて、笑ってる顔が満月みたい。」
それ以来、とても気に入っている単語です。
満月を見るたび
あの子は元気でいるかな、とか
涙をぬぐってくれた
かえでみたいに小さくて温かい
手のぬくもりとかを鮮明に思い出したり、
笑顔でいなくちゃね、とか思ったりするのです。
満月の夜の、ひとりごとでした。
今夜もベッドルームのブラインドをあけて
月光浴をしながら寝ます。
おやすみなさい。